これは、世界を救う復讐劇
<ハロー>と呼ばれる特殊能力を持つエリートたちが集う学園『天河ノーブル・スクール』へと転校してきた主人公・成田真理。
この<スクール>を統べるのは<クラウン>と呼ばれる気高き少女たちだった。
学園の<6人目のクラウン>、そして唯一の男性となった真理が秘めたある目的とは…?
高貴かつ熱い異能力バトルが描かれる新ノーブル学園アドベンチャー開幕!
輝ける少女たちへ——
輝ける未来を作る者として鍛えようと、
選ばれし者を集めたエリート学園「天河ノーブル・スクール」。
そこで「クラウン」として頂点に立つ、五人の少女。
そこに6人目のクラウンとして招かれた転校生「成田真理」が現れる。
しかし、彼はスクールに真っ向から異を唱える。
少女たちの前に、出逢いという風が吹き始めていた――。
(https://www.amazon.co.jp/dramaticcreate-%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3-Superior-Dynamis-PSVita/dp/B073XLDYDJ より)
このゲーム、ヒロインはかわいいし単にギャルゲーとしても面白かったですが、僕は燃えゲーとしてよかったなと思っています。主人公の成田真理の在り方には心を打たれました。
成田真理の在り方とは?
のっけからあらゆるヒロインの胸を揉みまくる”豊満の探究者”たる主人公の成田真理。しかしその生き様が垣間見えるセリフがいくつかありました。
自らの信じるところを押し通す。及ばざればいつなりと野垂れ死ぬ。それだけのこと。
己の望むところに従いルールを踏みにじる。それにより与えられるであろうあらゆる不利益を甘受しよう。
このふたつのセリフに僕は非常に心を打たれました。人間だれしも他者からの評価というものが多少なりとも気にかかるものです。成田真理の場合は復讐でしたが、ただひたすらに。真っすぐ、愚直にまで自分の悲願を遂げようとする生き様は美しいとさえ思います。最も自分らしく自由に生きられる幸せな在り方ではないだろうかと思っています。
成田真理と同じことを言っている偉人がいた。世界でもっとも偉大とされる投資家のウォーレン・バフェットだ。バフェットの伝記によれば、バフェットは”内なるスコアカード”というものを重視しているという。そしてそれが成功の秘訣とのことだ。
内なるスコアカードに従うということはどういうことなのか。
自身が培ってきた知識や経験をもとに合理的な結論が出たことに関しては周囲や世論(=外なるスコアカード)がなんと言おうが自らの結論を信じ、自分の考えのもとで自分はどれだけやれているかだけを気にする、ということになる。
実際バフェットはITバブル期にどれだけ株価が上がっていてもイノベーションへの投資をして利益を得られる確率はかなり低いという確信を持っていました。ですから世間がこぞってIT企業への投資をし、バフェットに対し手のひらを返した評価をするものもいましたし、もはやバフェットの時代は終わりだと言ったものも少なくありませんでした。しかしバフェットは自らのゴールデンルールを頑なに守り通しました。結果はご存知の通り、ITバブルが終わって20年近くになりますが今なおバフェットは健在です。
つい昨年の仮想通貨バブル期にもまた、バフェットは同様に自らの信念を貫きました。結果としてやはり世界最高峰の資産家として君臨しています。
まとめ
成田真理とウォーレン・バフェットこの2者の在り方からは、もしかしたら他にもやりようはあるかもしれないけれど、自分なりの信念を持ち、それを必ず押し通すことの大切さを感じました。
ハローレディは魅力的なヒロインたちのかわいさを楽しむこともできます。しかし、主人公の成田真理に注目して、自分なりに思いを馳せてみるのもよいのでは?と僕は思っています。
ぜひ1度ないし2度3度とやってみてほしいゲームです。
また、バフェットの伝記もおすすめです。
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