大学に行く価値、浪人する価値を経済学的に立証してみる。

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大学って行く意味あるの?

ありきたりな疑問ですが、真剣に考えました。

 

何となく進学したけれど、なんで大学通ってんだろ?

そう思うことが何度かありました。

大学に行く価値なんてないという大人も大勢います。

どちらが正解ということはありません、ただ大学に行くほうが経済学的によい選択だというのが僕の結論です。

それを労働経済学及び実際の大学生活を鑑みて論じます。

 

 

端的に言えば、大学に行くと人生を通じての効用の期待値が高いです。

金銭的な額面だけでいってもおよそ1億円の差が出ます。

 

では、何をもって大学に行くほうが効用が高いと考えているのか。

そもそも進学する理由は?

個人の行動が効用を最大化させるために取られるとすると。

  1. 大学教育及び大学生活による効用を得られること。(=大学生活を楽しむ)
  2. 将来の収入が増える→将来消費の効用が上がる。(=使えるお金が増える)

この2つを満たす事で高卒で働くよりも満足度が高くなる人は進学を選択します。

(実際に進学を決めた時にはこんな事はつゆほどにも考えていませんでしたが……)

生涯賃金で換算すると約1億円の差が出る。

グラフ

出典: http://kyouikuhi-navi.info/income-edu

あくまで平均ですが、上図の様に大卒のほうが次第に収入が大きくなっていきます。

ですから、生涯収入額の差はあれ、男女とも高卒と大卒で共におよそ9,000万~1億円の収入差が出ます。

なぜ大卒者のほうが年収が高いのか?

言われてみれば至極当然ですが、

大学教育を経て高度な知識及び技術を有する。

→生産性が高い

→賃金が高い

→収入が高い

という仕組みになっています。

大学進学のコスト

  • 学費
  • 生活費(下宿の場合は家賃含む)

が主な費用となります。

私大文系に進学した場合は4年で卒業した場合はおよそ1,800万~2,000万円かかります。

留年したら+50万円くらいですね(笑)

大学進学という投資の費用対効果

卒業後44年働くとして、大卒により増加する収入は均せば学費の9%とのこと。

つまり、大学進学という投資は年利9%のリターンを44年にわたって生む投資だと考えることができる。

プロのトレーダーでも10%は難しいといわれている。

つまり、44年にわたって年利9%を実現する超優良銘柄への投資だと考えられわけですね。

つまり……

(大学進学による生涯収入の増額分)≧(高卒から4年間の収入)

という不等式が満たされれば、好むと好まざるにかかわらず大学進学の価値はあります。

経済モデルで表してみる

労働経済チックに解説してみます。数学の苦手な方はすっ飛ばしましょう。

  1. 個人は生涯所得が最大になる様に進路選択をする。
  2. 高校卒業時に①4年制大学進学/②就職の二択だとする。
  3. 年収は高卒:Eh/大卒Euで一定とする。
  4. 大学入学から卒業までにかかる費用:Cとする。
  5. R歳で定年退職とする。

1~5の条件下で

高卒の生涯収入:Hとすると、

H=Eh(T-18)

大卒の生涯収入:Uとすると、

U=Eu(T-22)-C

になるので、

U>Hが見込めれば進学するメリットがあるといえる。

U>H

⇔4Eh+C<(Eu-Eh)(T-22)

大学にかかる費用<大卒による生涯収入の増加額

ということになる。まあ当たり前っちゃ当たり前ですね(笑)

実際のところ

以上の一般的な側面以外に

  1. 時間的猶予
  2. 学費の実際

という2側面から進学は有利だと僕は考えています。

大学生の時間的猶予

配属される研究室(ラボ)にもよりますが、ぶっちゃけ暇です。

授業は1日90分×4コマとすると、大体週3日しか授業はありません。(週18時間)

中には出なくても単位が取れる授業もたくさんありますから実際はもっと少ない。

それなのに8~9月と2~3月の計4か月は授業がありません。

なので大学生は一番忙しい年でも、大体100日強しか授業はありません。

ちなみに時間換算すると25日分くらい(笑)

1年の中で7%しかしていないんですよねぇ(レポートや課題があっても大して変わりません)

しかも、普通にやってれば3年生前半で単位が揃うので3年生後半からは学校に行くのは週1とかです。定期さえ作れない(笑)

4年間、週に3日だけ9時~4時半くらいまで学校に行って後はバイトなり遊ぶなりしているだけで1億円貰えると思ったら、勉強が大嫌いでも大学行く価値ってあるんじゃないか?って思えてきませんか?

空いた時間を有意義に使える。

単純計算で大学の講義時間は1年の7%、つまり30日程度。あと、睡眠時間が1年の30%、120日程度とすると215/365日は自由時間です。

215日の自由時間をどう過ごすのか。

僕の場合は大学の友達と遊びに行ったり飲み会に行ったりするのがあまり好きではないのでほとんどが読書、ゲーム、バイト、アニメでした。

しかし、自由な時間が多いと色々と考えたり挑戦したりできます。

その中で色んな経験ができます。色んな出会いもあります。

働いていては自由時間は多くはないですからね。

中でも、読書から受ける影響は計り知れません。

 

 

僕の場合は、入学から2年で200冊ほど本を読んだと思います。

こんな価値観があったのかと驚かされることばかりです。

また、時間があるので小難しい哲学書を読んでみたりすることもできます。

僕はある2冊の本を読んで人生の進路が変わりました。

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